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萩生田文科相の「身の丈入試」発言で辞任の可能性は?不平等など、大学入学共通テストの英語の民間試験利用について反対の声も多数。

2019 10/29

萩生田光一文部科学相は29日の閣議後記者会見で、大学入学共通テストの英語で導入される民間検定試験を巡り「自分の身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」とテレビ番組で発言したことについて「撤回し、謝罪する」と述べています。

大学入試センター試験から大学入学共通試験に変更するにあたり不安を抱える受験生や保護者などからも多数不信感を募る声が聞こえています。

目次

萩生田文科相の「身の丈入試」発言で辞任の可能性は?

そもそも、大学英語入試改革における民間試験導入に対しては反対運動もすでに以前から起こっています。

今回の萩生田文科相の「身の丈入試」発言は火に油を注ぐ発言となってしまったことに間違いありません。

萩生田文部科学相が大学入試に導入される英語の民間試験に関連して、「自分の身の丈にあわせて」と発言したことを受け、野党は「許しがたい発言だ」として、辞任の要求も含め、国会で厳しく追及する構えということで、今後の進退についての議論にも発展する可能性がります。

立憲民主党・福山哲郎幹事長「全くあの発言は、看過できないし、許しがたい発言だ」「大臣の資質にあらず」

共産党・小池晃書記局長「経済格差による教育格差を認める許しがたい発言だ」「萩生田氏には文部科学大臣を続ける資格はない」

大学英語入試改革における民間試験とは?

 

ケンブリッジ英語検定
(ケンブリッジ大学英語検定機構)
10都道府県以上で6、8、10月を中心に実施予定。11月に確定
英検(新型)
(日本英語検定協会)
「S-CBT」は4~11月に約260会場で毎月実施。4~7月(第1回)、8~11月(第2回)で1回ずつ受験可能
GTEC
(ベネッセコーポレーション)
共通テスト版は6、7、10、11月に実施し、2回まで受験可能。試験会場を置く地域は秋に発表
IELTS
(ブリティッシュ・カウンシル/IDP)
16都道府県で最大24回実施/23都道府県で最大22回実施
TEAP
(日本英語検定協会)
全国10ブロックで7、9、11月に実施
TEAP CBT
(日本英語検定協会)
全国10ブロックで6、8、10月に実施
TOEFL iBT
(ETS)
11月に試験日程を発表、全国10地区で実施予定
TOEIC
(国際ビジネスコミュニケーション協会)

★参加取り下げ

 

英語民間試験は、2回しか受けられないわけではありませんが、高校3年生の4~12月に実施される試験を何回受けたとしても、2回分の成績しか採用されません。大学入試センターが発行する共通IDというものがポイントになります。英語民間試験の受験を申し込む時点で、申込書の「共通ID記入欄」に自分の共通IDを書き込みます。この、共通IDを記入した試験の成績だけが、入試センターを経由して、その後に出願した大学に送られて合否判定に活用されます

出典元:朝日新聞EduA

試験によっては高額な受験費用などもかかるテストもある中で、萩生田氏の発言されたように『ウォーミングアップ』として受けれる受験生にとっては有利になるのではないでしょうか?

萩生田文科相の「身の丈入試」に対する国民の反応は?

 

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