10月12日から13日にかけて長野県内を通過した台風19号は、100年に1度とも言われる記録的豪雨をもたらしました。
その影響で千曲川が決壊し、長野県のりんごの樹や観光農園が建ち並ぶ『アップルライン』と呼ばれる地域が浸水被害によって存続の危機に瀕ししています。
そこであるTwitterをきっかけにどんどん復興の輪とプロジェクトが進んでいます。
そんな愛あるプロジェクトについて今回はまとめていきたいと思います。
アップルライン復興プロジェクトの企画や発端は?
台風被害にあったりんご農家を助けるプロジェクトが発足したきっかけはこちらのTwitterがきっかけのようです☟
こうつぶやいたのは、フランス南部のニース在住の日本人シェフ・神谷隆幸さん(40)。
本当に本当にできれば、でよいのですが、お菓子教室取られてる皆さまも、そうでない人も。
被害に遭われた農園のりんごをまだ買えるならそこで買ってタルトタタン作ってくれたらちょっと嬉しいです。たくさん消費できるので。
もれなくレシピ渡したいとこだけど確認できないしどうしようw pic.twitter.com/gXV64qvbLC— Takayuki KAMIYA (@Taka09KMY) October 22, 2019
長野フルプロ農園さんが台風で大打撃を受けてリンゴあと1000kgあるらしいです。
農園続けてほしいですよね。
何かが起きてたくさん失う気持ちはわかるので何とか全部売り切れてほしいとこです。
食べチョクさんは利益全部渡すそうです。こちらからhttps://t.co/lHxHKUqh3z #被災地農家応援レシピ pic.twitter.com/I48oqGHcID— Takayuki KAMIYA (@Taka09KMY) October 29, 2019
長野は夕刊がないらしく、今日の朝刊に載ってます。
白黒になっちゃったけどフルプロ農園さんの写真が載ってる。#被災地農家応援レシピ pic.twitter.com/mJBMm6g3b4— Takayuki KAMIYA (@Taka09KMY) November 10, 2019
すごいリツイート数で話題となり、メディアにも多数取り上げられるほどに。そして紹介先であったフルプロ農園さんにも注目が集まります。
これをきっかけにフルプロ農園代表の徳永虎千代と神谷隆幸シェフが繋がります。
ところでフルプロ農園代表の徳永虎千代さん、
名前だけ聞いてて羊羹とか作ってそうなジイ様かなと思ってたらめっちゃ若かった(失礼)。こういう人が未来に繋げてゆくのをめっちゃ支えたい。 pic.twitter.com/HuZ3El0Q6k
— Takayuki KAMIYA (@Taka09KMY) November 8, 2019
実は神谷隆幸シェフは2016年革命記念日にフランス南部のニースで起こったテロの際のインタビューに答えられていました。
【激白】仏ニースで飲食店経営の日本人 テロ事件直後の様子を語る
被災地農家応援レシピ#cookforjapan を発足
賛同してくれたシェフたちとともにcookforjapan を発足して、農家の人も巻き込んで復興の架け橋として活動されています。
Cook for Japanメンバー現在↓@15portebonheur @chanmaru1980 @romiunie @parfait0amour @steeeephaaaan @Sakashita_h @yuyacake0301 @icro_erkme @u1_i @tairantooo @nishitake0525 @TabisuruConf @NodaKazutoshi @yukihide_lion pic.twitter.com/NLNGTBhDiP
— Takayuki KAMIYA (@Taka09KMY) November 12, 2019
アップルライン復興プロジェクトの企画や支援方法は?
曾祖父である徳永初太郎は旧赤沼村の村長を務め、明治時代にりんご栽培を先駆的に取り入れた一人でした。
それから100年以上のときが経ち、4代目にあたる徳永 虎千代(とくなが とらちよ)さんが長野アップルライン復興プロジェクト』を立ち上げました。
台風直後は浸水被害が大きく、およそ50トン、全体の95%ものリンゴが、廃棄処分となってしまい。作業場兼自宅も被害に遭い、資金面など悩みは深刻なものだったようです。
#WBS
林檎など農作物の被害の説明
フルプロ農園 さん#被災地農家応援レシピ について… pic.twitter.com/qqvFawL6eE— しげちょ (@nagocyan9) November 12, 2019
しかし、神谷シェフとの出会いから農家の人一丸となって【アップルライン復興プロジェクト】を始動されています。
アップルライン復興プロジェクト支援はこちらから☟
【アップルライン復興プロジェクト始動】
あの日から丁度一ヶ月経ちました。
アップルラインはまだ灰色の世界です。
しかし沢山のボランティアの皆様、遠方からのご支援も多くあり、光が見え始めてます。
私達農家もこのタイミングで復興の旗揚げをしたい!
ご覧下さい!https://t.co/X8BziYHSp7— 徳永虎千代 クラウドファンディング挑戦中 (@torachiyoooo) November 12, 2019
このような形で【アップルライン復興プロジェクト】が始動する前からSNSの影響力と力の大きさを感じられていたこともプロジェクトを発足するにあたっての後押しをしたのではないでしょうか?
立川のカフェ
ステファン アンド ジョー さん
フルプロ農園 さんの林檎完売 🍎
などでした〜🙂#WBS#被災地農家応援レシピ pic.twitter.com/DkSb0AljmQ— しげちょ (@nagocyan9) November 12, 2019
復興支援に対する世間の反応は?
東日本大震災のあとも被災地の農家を応援する活動はあったようですが、大量の果物や野菜を買っても消費しきれないという声もあったようです。
地元の駅についたら、茨城産野菜の直販をやっていたので、思わず購入。被災地の農家のみなさんには、頑張ってほしい!出来るだけ応援します。しかし、目下の課題は、この野菜たちをどう消費するかだ。私、レシピ少ないんだよね…。
— maccha_kinako (@mocha_cafemocha) April 30, 2011
ありがとうございます!これ素敵ですね。青森の農協さんがやってるサイトで似たやつ拾ったので、これ貼ってみます。 pic.twitter.com/IhoW2m0Gkv
— 🇫🇷いしさん⛅日本に帰国 (@u1_i) November 3, 2019
個別にいろんな活動が始まってますが、できることをできる範囲で、という感じですので、まずはレシピを紹介頂くだけでも応援になります😊それを見て被災地農家の果物や野菜を使って作る方が増えるきっかけになるので。
— うさこ@通りすがりの食いしん坊 (@usakochocolat) November 7, 2019
被災地農家応援レシピ、更なる支援の輪が広がります様に😊
— ナミ (@namix0316) November 7, 2019
大量にりんごや野菜を買えなくても、ランチに行ったりカフェに行ったりして、被災地への応援をできるように取り組んでるみたいなので、被災地農家食材応援レシピとかも見て、買ったら一度試して見ていただきたいです^^もしプロジェクトが広まったら私も食べに行こうかな。
— ルーポンしば (@Melz0809) November 6, 2019
#被災地農家応援レシピ の取り組みを見ていて、何か自分にできないかと考えていたときに、友人のシェフから#被災地農家応援レシピブック を作って広めてよと誘われました。自分にでもできることがあるってうれしくて、まずはやってみようと思っています。
レシピをDMでお願いできますでしょうか?
— 江六前一郎:ichiro erokumae: (@icro_erkme) November 5, 2019
情報の交換とシェア、人と人との繋がりということで、誰もがハッピーになれる素敵な復興の輪ですね。