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子ども部屋おじさんってダメ?何歳から子ども部屋おじさんなのか?

2019 3/17

最近話題となっている【子ども部屋おじさん】これってダメなのでしょうか?

社会人となり、自らの収入で生活できるようになっても、「自宅暮らし」を続ける人への風当たりが厳しいといいます。

ネット上では、“実家の「子ども部屋」に住み続けている独身の中年男性”を意味する「子ども部屋おじさん」という表現が登場し、派生形の「子ども部屋おばさん」や、略語にあたる「こどおじ・こどおば」も生まれるなど、それぞれの立場を巻き込んだ論争となっている。 

目次

子ども部屋おじさんはダメなのか?

勘違いされることが多いようですが、子供部屋おじさん≠ニート・引きこもりであり、実家で暮らしてはいるが普通に働いて自立している人もちゃんと居ます。

っということで子ども部屋おじさんは2種類に分けることがまず可能ですね。

  • 働き自立している子ども部屋おじさん
  • ニート引きこもりの子ども部屋おじさん

前者に対しての子ども部屋おじさんっていうのは私は個人的にはいいと思います。

きちんと働いているにもかかわらず、後者のニュアンスを含む用語と同じにされてしまっては不愉快極まりないのじゃないかなっと思いました。

何歳から子ども部屋おじさんなのか?

成人後暫く経っても実家から離れず、実家の子ども部屋で暮らすおじさんのことまたはおばさんですが、若い世代はパラサイト・シングルと呼ばれており、この言葉が流行した頃(1990年代後半)の該当男性達がそのままスライドした人間も多いといわれています。

30、40代になっても親元から離れることなく精神的・社会的に自立できていない人というネガティヴな意味で使用されるケースが多い。

おじさんっというワードを用いていますが、社会人になって数年間経っても実家から出ていない独身男女を指すという意味なので、20代でも【子ども部屋おじさん】になってしまいます。

年代別子ども部屋おじさんになる理由とメリット

実家暮らし20代男性「コストをかけないに越したことはない」

 実家暮らしの男性・Bさん(27歳)に話を聞いた。IT企業に勤めるBさんは、都内近郊にある実家から片道1時間をかけて、都内にある職場に通っている。職場から近い一等地に住む同僚も多いが、入社以来かたくなに実家暮らしを続けている。その理由は、「コスト」「安心感」「趣味」にあるという。

「家賃、水道代、光熱費、食費、インターネット代などで月10万円以上も出費することが、バカらしくて。一応生活費として両親に3万円支払っていますが、今後年収が大幅に増えるような気もしないし、実家に住まわしてもらえることに感謝しています。親と喧嘩することも多いですが、何よりいつでもご飯とお風呂がある安心感は大きい。また、実家なら、車も使えるので便利です。一人暮らしで車を買っても、多分そんなに乗らないことを考えれば、実家の車を使ったほうが断然無駄がない。

 でも、別に洗濯は自分でするし、自分のご飯を自分で作ることもあります。いざとなれば一人暮らしをする能力はあるんじゃないかな」(Bさん)

「貯蓄はほとんどないですね。年に3回行く海外旅行が趣味なので、給料やボーナスは、そういった旅行代に消えてなくなってしまいます。実家暮らしだから“甘えている”と同世代の友人にイジられることもありますが、『僕の方が自分の人生をよっぽど楽しんでいる』と思っています」(Bさん)

実家暮らし30代男性「あと何回親に会えるのかと考えた」

 20代男女の価値観は「自立」をとるか、「コスパ」をとるかといったところなのかもしれないが、世代が上になると若干事情が変わってくる。

 大手メーカー勤務の男性・Cさん(38歳)は、すでに役職がつき、年収は1000万円超。会社では将来が期待されている。貯蓄額も多いが、未だに実家での独身生活を貫いている。“子供部屋おじさん”という表現については、「図星な分、心をえぐる」と笑う。自身の部屋にもまだ、小学生時代から使い続けている現役の学習机がある。職場近くで一人暮らしをしていた時期もあるが、とあるきっかけで実家に舞い戻った。

「一人暮らしには制約のない自由があり、快適だったのですが……。実家に戻った大きな理由は、父親の病気。幸い大事には至らなかったのですが、ふと『生きている間に、あと何回親に会えるのだろうか』と考えてしまったんです。貯蓄もできるようになったし、何より家族との距離も近づいたので、今でも自分の決断は間違っていなかったと信じています」(Cさん)

実家暮らし40代女性「介護が視野に入ってきた」

 派遣社員としてメーカーに勤務する女性・Dさん(47歳)は、離婚したタイミングで実家暮らしに戻った。Cさん同様、子供時代に使っていた部屋で寝ている。そしてやはり“実家あるある”で、子供時代に集めた漫画やCDがそのままになっている。

「結婚後は私の実家に近いところにマンションを購入し、実家と行ったり来たりの生活をしていました。子どもはいません。離婚後、一旦実家に戻って暮らしていたら、母親が認知症、要介護になって……。もう一度家を出るタイミングを失いましたね。これから結婚して二馬力になれば別ですが、現状、金銭的にも一人暮らしは考えられません」

上記は一部の例ではありますが、他の意見なども調査したところ、20代に関しては完全にコスパ的要因が大きく、30代、40代に関しては自身の家族に対する価値観や介護などの家族の問題などという背景が大きいように思います。

 金銭面のメリットだけでなく、趣味や家族など自らの価値観を優先する姿勢が、実家暮らしを続けているようです。

子ども部屋おじさんに対するネット民の声(賛成版)

イタリアでは親と一緒に住むと「親孝行だね」って言われる。 親の近くにいて支えることができるから。 
日本では親から離れないと「自立していない」って言われる。 

「一人暮らしをすることが自立」っていう、ここ数十年で不動産業界が作ったイメージ戦略に侵されている。 
それって自立ができてない人。 
広告代理店がよく使う恐怖をあおるマーケティング。それに乗せられてしまう人こそ自立ができていない人だ。 
一人暮らしをしてないと恥ずかしい事っていう間違った考えに自立していない人は簡単に染まってしまう。

なぜ一人暮らし=自立なんていう歪んだ認識ができてしまったかというと、 
商品普及の方法として、「自立してない人の焦燥感」を利用するってのがマニュアルとしてあるから。 
「いまどき使ってないの?」、「これ持ってない人は取り残されるよ、みんなやってるよ」、 
「みんなそうなのに、あなただけ社会性が欠如してるんじゃないの?」 

ニートでもなけりゃ別に問題視するほどのことでもないような気がすんだけど妙に盛り上がってるよなこれ 
マウント取り対立煽り大好きなネット民の好みに合った話題なのか

ネットで様々な意見が交わされている子ども部屋おじさん論争ですが、それだけ個々の生き方や価値観が多様化されてきた証拠ではないのでしょうか?

また【子ども部屋おじさん】という用語に対して単に【実家住まいの成人】というニュアンスで大きくカテゴライズしてしまったがために、『俺、(私)も子ども部屋おじさん?』なんて元々実家暮らしという部分に対してネガティブなイメージを持った人たちの心を突き刺すメスとなっているのではないでしょうか?

ニート引きこもりの子ども部屋おじさんに関しては何とも言えないですが、

国民の義務としてきちんと納税していれば、別に実家に住んでいようが、どこに住んでいようが、本人が生きやすいスタイルで生活するのがベストではないのでしょうか?

 

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