10月に始まった幼児教育・保育の無償化に伴い、「便乗値上げ」で負担が増えたとして、ひとり親の団体が国に改善を求めました。
その他にも保育士の賃金問題など、労働環境についてなどについても問題の声が上がっています。
幼児教育・保育の無償化の裏側の実態は?便乗値上げ
出典元:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mushouka/index.html
シングルマザーとシングルファザーで作る民間の団体「エスクル」によると、1人で子どもを育てる親約100人へのアンケートの結果、約2割の18.8%が幼児教育・保育の無償化で「負担が増えた」と答えました。
理由としては無償化に便乗して自己負担の食事代などを値上げされたためだといいます。
解説:安倍政権の子育て支援、まとめ方がコンパクト過ぎる。待機児童解消を目指しながら、幼保無償化で子どもを預けたい親が増えて競争率が上がっただけでなく、もともと配慮されてた低所得層の出費が増えたり、得したのは富裕層という指摘もある。収入低い保育士の待遇改善は置き去り。#おはよう日本 pic.twitter.com/sEZJtOGQAK
— ミスターK (@arapanman) November 18, 2019
元々は幼稚園、認可保育所、認定こども園など大半の施設には、家庭の所得に応じた保育料の減免措置が設けられていました。
そのため今回、無償化に伴いメリットは今まで高い保育料を払っていた高所得層ということになります。
幼児教育・保育の無償化の裏側の実態は?保育士の労働環境の悪化
そして無償化に伴い保育士の労働環境についても様々な問題が浮上しているようです。
幼保無償化の波紋…「私、保育士辞めます」
「無償化になってから、いいことが1つもない」
今、保育の現場に起きている異変。重労働…低賃金…疲弊する保育の現場に保育士は今、何を思うのでしょうか。https://t.co/STfNXTyx5n— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) November 18, 2019
幼児教育・保育無償化によって保育士の負担が増加、「保育士が大切にされていない」として辞めていく保育士が出ているという。
現場の保育士が「これでは、やっていけない」と声を上げているのに、何やってるの?国は。 https://t.co/922L46aXmD
— 覇勢川 (@henri_hasegawa) November 18, 2019
保育料が無料となって以降延長保育を利用して子どもを夜遅くまで預ける保護者が倍増しているようです。
延長保育は、別途料金がかかりますが、保育料がかからなくなった分、利用しやすくなったとみられます。
その結果として、子どもを見ている時間が長くなればなるほど、その分、職場で事務作業をする時間はなくなります。持ち帰りの仕事が増えたということも無償化での保育士の現状ということです。
こういった意味でも労働環境で【保育の質】が確保されるのか?ということが問題ではないでしょうか?
幼児教育・保育の無償化に対する世間の声
子育て世代がふるさと納税したくなる自治体No.1、横浜市✨
幼保無償化で1番恩恵受けるのも、横浜と川崎(保育料めちゃ高い)の高額納税世帯だよね。茨城に住んでる義姉(年収低くない)は、保育料25000円って聞いて驚愕したわ。。
— みなとみらいちゃん (@minatmiraichan) November 18, 2019
友達が無償化ありがたい〜と話しているのを聞きながら思わず「でもそれだと保育士の賃金改善にはならないよ」と言ったし、賃金改善をしないと人は長く働けないよ
— 新堂橋🥦 (@shindoubaaasi00) November 18, 2019
保育園無償化より、絶対保育士さんの給料あげた方がいいと思う。
お金の使い所が変。大学の学費を安くする。
男女とも育休取れて、子供の病気の時休みやすい社会作りをする。
保育士さんの待遇良くして保育園も増やす。絶対子供増える。
— さー (@pikkumyy19) November 18, 2019
無償化で保育士の負担ばかりが増している現状。保育士の処遇改善なんてこれっぽっちもない。これじゃ、保育士辞めるって。保育の質もあがらないって。この国の政策はどうなってるの?皆さんも今一度考えて欲しい#保育料無償化 #保育士負担 #保育士辞める
— yuuu (@yuuu29758598) November 18, 2019
無償化の次のステップとして、国が公務員並みの待遇になるまでお金を出すか、公務員化すればいいと思う。
お金出すなら、保育士に還元しないといけない法整備が必要かな。
— mika starfish (@mika_starfish) November 18, 2019