1957(昭和32)年に南海電鉄創業70周年記念事業として開園した【みさき公園】ですが、南海電鉄は26日に大阪府岬町で遊園地と動物園を併設する「みさき公園」の事業から、2020年3月末をもって撤退すると発表しました。
同公園関係者は今回の決定に際し「いろいろ努力をしてきたつもりですが、このような結果となり残念な思いと無力感でいっぱいです」と話しています。同電鉄は「今後の同公園運営については、地元の岬町と協議していく」と発表しています。
さて、南海電鉄が撤退してしまうまで約1年のみさき公園ですが、今後の運営についてとても気になるところですね。このまま閉園?存続は可能なのか調査してみたいと思います。
みさき公園から撤退の理由とは?
今までの遊園地経営を振り返ると,電鉄企業が沿線開発の一環として遊園地をつくり,オーナーとして君臨していた時代が長く続いていました。
しかしながら少子化問題はもちろんですが、ディズニーリゾート,USJの二大テーマ・パークの日本進出によって,電鉄系遊園地は事業撤退に追い込まれているというのが要因の1つと考えられます。
特にUSJ開園後に閉園になってしまった関西の遊園地は沢山あります。
それに加えて長期にわたり営業損益の赤字が続いていました。
1987年からは大型レジャープール「ぷ~るらんどRiO」を開設するなどし1989年度には年間来場者が72万人を記録しています。
2017年度は約36万人となり年間来場者数は減少傾向が続いていました。
南海電鉄は、「みさき公園」事業から撤退するものの、同公園の今後については地元の岬町とも十分に協議していきたいとしています。
USJという外的要因を含めて、来場者の減少というのが1番の要因ですね。
USJ開園後閉園になった関西の遊園地
エキスポランド(吹田市)
2007年閉園
奈良ドリームランド(奈良市)
2006年8月31日に閉園
神戸ポートピアランド(神戸市)
2006年閉園
あやめ池遊園地(奈良市)
2004年6月6日に閉園
伏見桃山城キャッスルランド(京都市)
2003年閉園
宝塚ファミリーランド(宝塚市)
2003年閉園
甲子園阪神パーク(西宮市)
2003年閉園
子供が小さい時に連れて行きました。
南海電車系では、みさき公園、大阪さやま遊園。
阪急電車系では、宝塚ファミリーランド。
阪神電車系では、阪神パーク。
が無くなりましたね。
昔は大阪府内にも色々な遊園地がありましたが、時代の流れですかね。
2003年以降、こんなに沢山の遊園地が閉園していたんですね。こうやって並べて書いてみると子どもの頃に両親に連れて行ってもらった思い出ある遊園地もあるので懐かしくも閉園してしまったと思うと寂しい気持ちになりますね。
閉園の跡地はそれぞれことなりますが、大型ショピングモールになっているところが多いように思います。
小規模遊園地+複合商業施設として残してほしかったですね。
みさき公園の今後に対する世間の声
嫌だ。嫌だ。もっと行くから続けて欲しい。
プールありきの感じじゃなくすればいいのに。
維持も大変だと思うけど、すごく魅力のある施設だと思います
小さい子を持つ親からしたら、ここは聖地ですよ。
丁度いい遊園地。動物園もある。
小さい子からしたらここは最高の所です
存続して欲しいという気持ちが強いけれど、一方で経営が厳しいとなると撤退を考えなければならないのも理解できる。
どういう結末であれ、動物達が不幸にならないようにして欲しいです。
みさき公園が20年度で閉園なの?ぼくは、よくいくのに。イルカショーが見れなくなるのは、ホント淋しい。 pic.twitter.com/yyNjvyybOE
— 南ちゃん (@minamityan515) March 26, 2019
南海電鉄はあくまでも「みさき公園」の事業から撤退ということで「みさき公園が閉園」ということが確定ではまだありません。
2020年3月までのあと1年に岬町と協議を行うようですが、他の大手企業などに事業を買い取ってもらう方向で検討しているのではないでしょうか?
岬町自体が少子高齢化、財政難であるので、小規模に縮小しても岬町だけの運営は難しと思います。縮小するにしろ、形を変えるにしろ、どこか救いの手を差し伸べてくれる企業の存在は必要ですね。
みさき公園は「イルカーのショーはレベルが高い!」などの好評もありますし、沢山の動物達もいます。遊園地は無くなったとしても、みさき公園らしい、イルカノショーと動物園は存続して欲しいというのも私個人の意見であります。
2000年代に入り、どんどん遊園地が閉園していく中でGW,大型連休などUSJなどは観光客で混雑していても、みさき公園などの少し田舎にある遊園地が意外と穴場で貴重な場所であるので、小規模になれど、存続して欲しいですね。
また追記事項などあれば更新したいと思います。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。